広々とした調布飛行場の10人乗りアイランダー機へのりこみ、眼下の街並みがゆっくり進んでいくさまを見ながら、妻と伊豆大島へ。
扇風機が多く回る元町港の食堂でくつろぎつつ鯵のたたき揚げ定食を食べてから(大島のジャズ喫茶「ZEN」は休暇中でがっくり)、曇天に白黒のさざ波がちらつく弘法浜を眺め、伊豆大島火山博物館を見学し、一方的に話し続けるタクシーにへとへとになりながら、三原山中腹のすっかり霧がかった大島温泉ホテルへ。
和室の畳に寝転がったのち、濃霧と湯気のいっしょくたになった温泉の露天風呂に入り、ビールを飲みながら椿フォンデュの夕食を食べて、また露天風呂にはいり、ときどき仁王立ちになって夜霧の涼気を全身に浴びる。