朝の出勤時、地元駅の路線が信号機故障で、駅ビルに入る隙間も無い人混み。
しかたないので隣駅まで歩きながら、Eric Dolphy『Out There』をCDウォークマンで聴く。
人の流れについていき、電車の高架下の謎の通り道の存在を知る。

Out There (Hybr)

Out There (Hybr)

歩きながら聴いていて感じる歩行動作の再構成を迫られる浮遊感、目の前がジャケットの赤茶けた地平のように見えてくる。艶めかしくも虚無に吸い込まれそうな「Feathers」のアルトの音。